6月27日昼前、大阪市西成区の商店街にある住宅で火事があり、高齢の男女2人が病院に運ばれましたが、うち80代とみられる女性が意識不明の重体です。また、現場で消火活動に携わっていた20代の男性消防隊員が熱中症の疑いで搬送され、軽傷だということです。

 27日午前11時半頃、大阪市西成区千本北で「商店街の建物から火が出ている」と通行人の男性から通報がありました。

 この火事で商店街にある木造2階建ての店舗兼住宅など計5軒・約210平方メートルが焼け、住宅から80代とみられる女性が病院に運ばれましたが、意識不明の重体だということです。女性は一酸化炭素中毒とみられています。

 また、70代とみられる男性も重傷だということですが、意識はあるということです。

 一方で、現場で消火活動に当たっていた20代の消防隊員の男性1名が熱中症の疑いで軽傷です。27日の大阪市内の最高気温は午後1時半過ぎに31.8℃を記録し、今年の最高気温を更新したということです。

 現場は南海電鉄・天下茶屋駅から西に約600メートル離れた商店街で住宅が密集したエリアになります。