24日午前、三重県紀北町で住宅8棟が焼ける火災があり、火元の住宅に住む80代の女性がやけどを負いました。
24日午前10時半ごろ、紀北町長島の木造2階建ての住宅から火が出ていると、近くに住む人から消防に通報がありました。
消防車など8台が出動し、火は約2時間半後にほぼ消し止められましたが、周辺の住宅7棟に延焼し、あわせて8棟が焼けました。
警察などによりますと、火元の住宅に住む無職の小川廣子さん(85)が、背中にやけどを負うけがをして、病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。
また、現場から約50メートル離れた紀北町立西小学校では、火災の発生を受けて、全校児童約90人が一時、近くの町の施設などに避難しましたが、けがなどはなかったということです。
警察によりますと、火元の住宅の台所から火が出ているのを近所の人が目撃したということで、警察は、火事の詳しい原因を調べています。